コルタンの秘密

2014/06/05

Rwanda

t f B! P L
ルワンダの主要貿易品目(輸出)を見ていたら、聞きなれない単語「コルタン」なるものが第4位に。(外務省基礎データより)

はて、コルタンとは?

このコルタンの実情に私はおどろかされました。他人事じゃないんですよ、みなさん。




wikipedia先生によると、コロンバイト-タンタライトの略で、携帯電話やノートPCに含まれているレアメタルだそうです。

コルタンの主な産出国は、オーストラリア、ブラジル、モザンビークなのですが、埋蔵量の80%はコンゴ民主共和国にあると言われています。
Wiredの記事によると、このコルタンをめぐっては、多くのアフリカ諸国が関わっており、コンゴの紛争を長引かせている原因のひとつとも言われているそうです。最近、アメリカが鉱物資源の算出地を明らかにすることをメーカーに義務付けた、というニュースもあったりでなかなかホットな問題。

そんなコルタンが主要貿易項目ということは、つまり、ルワンダでは、コンゴに入ってコルタンを採取して、海外に輸出しているということ?
うーん、なんだかスケールの大きな話になってきたぞ…汗

じゃぁ、この問題に対して、私たちにできることはなんだろう?

それは、もちろん根本的な解決にはならないかもしれないけれど、先ほどのWiredの記事のしめくくりにもある通り、レアメタルが使われている電子機器をなるべく長く使うこと、そしてレアメタルを再利用することだと思うのです。

そんな気持ちを後押ししてくれる、レアメタルの再利用を呼びかけるプロジェクトがありました。その名も、ケータイゴリラ

コルタンを採掘するため、コンゴでは森が荒らされ、マウンテンゴリラ等の動物達の生息地域が減少しているそう。レアメタルの強引な採掘をやめて、コンゴの森を守り、ゴリラを守ろうという、プロジェクト。

なんとなく名前聞いたことあるなぁと思っていたら、以前、この団体をEarthDayでみたことがありました。イベントでいらなくなった携帯電話を回収しているそうです。その時は全然意識してなかったけど、そういうことだったのね、と今さらながらに知りました。

自分が今使っているスマホやラップトップに使われている鉱物をめぐって、争いが起こっているなんて想像してなかった。

意識することからまずはじめたいと思います。

意識がかわれば行動がかわる
行動がかわれば習慣がかわる
習慣がかわれば人格がかわる
人格がかわれば運命がかわる

Sow an action and you reap a habit; sow a habit and you reap a character; sow a character and you reap a destiny.


自己紹介

marusunrise
Web系のフリーランス。好きなときに好きなことをできる暮らしをめざしています。今はこども2人の子育てに紛争中。

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