私は大学生時代に、日本学生支援機構(JASSO)から第2種奨学金(利息有)を借りていました。今でも毎月返済しているのですが、さてこの返済を派遣中はどうしたものか。。
ということで、青年海外協力隊の派遣期間中の奨学金の支払いについて簡単にまとめてみました。
方法としては、
- そのまま払い続ける
- 返還期限猶予(一般猶予)の申請
- 減額返済
- 繰上返還
そのまま払い続ける
この場合、何もしなくてOK。今までどおり、派遣中も通帳から毎月自動で引き落とされます。手続きとかは何もしなくても良いので、一番これが楽。返還期限猶予(一般猶予)の申請
経済困難を理由として、派遣期間と研修期間中の返還期限猶予の申請を行うことができます。必要なものは、『派遣証明書』、『経済困難の証明書』または『新卒等の場合の証明書』。これらの書類を準備して、提出。ちょっと手間がかかりますが、訓練と派遣期間中はいったん返済をストップすることができます。ということはつまり、返済完了日が遅くなるということ。支払い合計金額が減額されるというワケではないので注意。
Q&Aにもあがっているので、調べている人がけっこういるみたい。詳しくはこちら。
減額返済
毎月の返還額を半分に減額して返還することができます。(6ヶ月分の返済金額を12ヶ月かけて返済します。)ただし、適用期間が12ヶ月なので、毎年更新する必要があります。なので、現地で更新することを考えると、これは厳しいかも。書類は2:返済期限猶予と同様に『経済困難の証明書』が必要。これも、返済完了日が遅くなるということで、支払い合計金額が減額されるワケではないので注意です。繰上返還
返済残高を一括で繰り上げて返還します。申請は、スカラネット(奨学生の会員サイト)を使ってWebでできます。必要な情報は、『奨学生番号』、『登録者の誕生日』、『登録者氏名』、『振込口座番号』、『振込口座支店番号』。その他、FAXや電話でも申請は可能です。Webだと翌月に繰上ですが、FAXや電話だと繰上月を指定することができます。詳しくはこちら。まとめ
私は、繰上返還を選びました。借金をしたまま海外に行くのはなんとも気が引けるので、奨学金を繰上返還してすっきりしていこうという考えです。おかげで極貧生活中です。(笑)ちなみに、2種(利息有)で借りている方は、できることなら繰上返還するのが、一番支払い金額が少なくてすみます。(利息を払わなくてすむため。)
一括は厳しいけど返済完了日を延期したくないという方は、返還期限猶予の申請をして、帰ってきてから貯まったお金で派遣期間分の2年間を繰上返還すると、2年分の利息はかからないので、何も申請せずに払い続けるよりは、少しお得かな。
具体的な数字にすると、利息を1000円と仮定して、1000×24ヶ月=24000円くらいは差額がでるはず。
ご自身の時間やお金と相談しつつ、奨学金の返済は計画的に。