ルワンダの小学校におじゃましてみた。

2015/07/13

JOCV 活動内容

t f B! P L
私の配属先の隣に、ローカルの幼稚園と小学校があります。私の任地は夏休みで授業がないので、近所の小学校を訪問してみました。

こちら学校の副校長先生。


今回見学させてもらったのは、P5(小学校5年生)の算数の授業。つるかめ算のようなことを教えていました。女の先生で、そんなにきつくはないけど時折生徒に手をあげる姿も見られて、ちょっと悲しい気持ちになったり。

ルワンダは小学校から英語で授業を行います。(以前はフランス語でした。)でも大半の生徒は英語がちゃんと分かるわけではないので、現地語でも説明します。(これが学校隊員にはつらい。特に小学校。)


問題
A man is 4 years older than his wife. The total age is 50 years old. How old is each?
生徒の回答
Wife’s age = (50-4) = 46/2 = 23 year’s old
Man’s age = 23 + 4 = 27 year’s old


生徒に黒板に回答を書かせて答え合わせ。先生が注意するのは、英語のスペルや単位だけ。

なぜその解き方になったのか。他に解き方は無いのか。というプロセスの説明が全くない。わかる子にはわかるけど、わからない子にはつらいだろうな。

日本の先生だったら、きっといろんな解き方を説明して、結局一番スマートなのはこれだねって教え方をすると思うんだけどな。教育方法とかを学んだわけじゃないけど、今までの自分の受けてきた授業ってちゃんと考えられてたんだなぁと気づきました。

先生の影響ってすごい。ここにいるとそう思う。教科書もない。教材だってそんなに抱負じゃない。もちろん塾もない。じゃあ、どうやってカバーすればいいんだろう。

うん、先生次第な気がする。教え方ってすごく大事。一方的ではなく、相互的な授業が必要。

どうすれば、生徒が自分でもっと考えるようになるのか。

先日、隊員主催のworkshopでThinkAidというのを紹介していたので、メモ。
<Think Aid>
・わざと間違える。嘘をつく。
→生徒は間違いを知ることで、いろんな可能性に気づきつつ、正解を知ることができる。
・選択肢を作る。
→生徒は、どれが正解かを自分で考えることで、より正解への理解を深めることができる。

大学生の考えない姿勢はこの教育から来てるのかと納得。どうすればもっと考えてくれるのか。自分の意見を発言してくれるのか。そんな空気づくりが難しい。

子どもたちはムズングが大好きです。うむ。かわいーなー、しかし。

休み中は、いろんな隊員の任地訪問して、刺激もらいたいと思います。

自己紹介

marusunrise
Web系のフリーランス。好きなときに好きなことをできる暮らしをめざしています。今はこども2人の子育てに紛争中。

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